こんにちは、おゆひよこ(@oyu_sound)です!
作曲初心者にとって、曲を完成させることはとってもハードルが高い作業ですよね
僕自身、作曲をはじめるにあたって「まずは音楽理論を勉強しなきゃダメなんだろうなあ」と思っていました
でも、結論から言います
音楽理論を知らなくても曲は作れます
ただ、理論を知っていれば、より早く、より質の高い曲を作れるようになるというのもまた事実・・・
今回は作曲歴1年ちょっとの初心者である僕が、
- 作曲初心者にとって音楽理論は必要なの?
- 100曲作って初めて音楽理論の必要性を感じた理由
というテーマについて考えていきます
無料で理論が学べるサイトの紹介や、これから音楽理論を学びたい初心者さんにおすすめの書籍も紹介してますので、ぜひ参考にしてみてくださいね◎
Q.作曲初心者にとって音楽理論は必要なの?
A.音楽理論を知らなくても曲は作れるので、後回しでいいです!
実際、楽譜が読めない、和音(コード)の概念も知らない、という音楽理論ド素人の僕でも、1年ちょっとで100曲以上の曲を作ることに成功してます
作曲初心者の頃に音楽理論を後回しにしたのは正解だったかも
作曲をはじめたばかりの頃にまず問題となるのは「なにからはじめていいかわからない」という壁なんじゃないでしょうか
僕自身、最初はどこから手をつけていいかわからず、途方に暮れている時間が多かったです
「とりあえず音楽理論でも勉強してみるかあ」とネットで【音楽理論 初心者】なんて検索してみても、出てくるのはこれまでぜんぜん聞いたことのない言葉ばっかりだし・・・
そんなこんなで音楽理論を勉強するのはすっかり後回しにしちゃってました(ひたすら耳コピしてました)
でも実は、作曲初心者の頃に音楽理論の勉強を後回しにしたのは正解だったんじゃないかなって思います
曲を完成させる能力は音楽理論では伸びない?!
作曲だけに限らず、どんなジャンルのクリエイターさんにも言えることかもしれませんが、なにより重要なのって「作品を最後まで完成させること」なんですよね
ゲーム音楽や劇伴の耳コピでも、オリジナルの曲でも、とにかく「なんとなく曲と呼べるぐらいの形」までがんばってやってみる・・・
たとえそれが音楽理論的にめちゃくちゃだったとしても、その積み重ねが「作品を最後まで完成させる能力」を伸ばしていくんだと思います
こればっかりは、自分自身の力で積み上げていく他ないです。いくら音楽理論を勉強しても、曲を最後まで作りきる能力がなきゃ本末転倒!
失敗してから学んだほうが身につきやすい
自分の曲をほかの誰かに聞いてもらうのって、正直に言って怖いです
音楽理論的に間違っているかもしれないし、不協和音のオンパレードかもしれないし、およそ曲と呼べるようなクオリティじゃないかもしれないし。。
でも僕はそれでいいと思ってます。耳コピでも、オリジナル曲でも、どんどん失敗して、恥ずかしい思いをたくさんして、ちょっとずつかっこいい曲を作れるようになっていければそれでいいと思うんですよね
モーツァルトだって、ノエル・ギャラガーだって、YOASOBIのAyaseさんだって、オギャーと生まれた瞬間から名曲を作り出せたわけじゃないはずです
きっとたくさん失敗したし、恥もかいただろうし、作曲で悩んだことも一度や二度じゃないでしょう
失敗から学べることって本当にたくさんあります。最初からいきなりプロ顔負けの高クオリティな曲を書こうと思って音楽理論をたくさん勉強しても、きっと一生曲は完成しません
「下手なら下手なりに一度曲を作ってみて、それから自分に足りない能力や技術を伸ばしていく」
音楽理論だけに頼っていきなりいい曲を作ろうとするよりも、曲を作りながら必要に応じて理論を取り入れていくほうが結果的に得られるものも多そうですよね
音楽理論を勉強するタイミングはいつがベストなの?
音楽理論を勉強するタイミングは、ズバリ「自分が音楽理論を学ぶ必要があると感じたとき」です
言い換えれば、必要性を感じない限り理論を学ぶ必要はないと思いますし、自分で満足のいく曲が書けているなら理論を知らなくてもまったく問題ないんじゃないでしょうか
ただ、これからもっと作業の効率を上げたいとか、曲のクオリティを上げたいとか、もっと作品に幅をもたせたいという目標があるなら、音楽理論を学ぶことは必須になってくると思います
音楽理論は「攻略本」みたいなもの
音楽理論って思うに「ゲームの攻略本」みたいなものなんじゃないかな、って思うんです
別に攻略本がなくてもゲームは楽しめますが、より楽しく、より効率よくゲームをプレイしようと思ったら、きっと攻略サイトを覗くなり、攻略本を手にするはずですよね
もっとわかりやすく言うなら、
「どうすれば『いい曲』が作れるようになるの?」という質問に対する、偉大な先人たちのベストアンサー集が「音楽理論」
みたいなことでしょうか
作曲に自信のある偉大なおじさまたちが、過去数百年にわたって「いい曲の作り方」を理論としてまとめてくれているわけです。これを活用しない手はありません!
100曲作って見えた音楽理論の必要性について
100曲ほど曲を作ってきて思うのは、まず「自分の曲ってどれも似ててつまらないな~」ってことです
どれもなんとなく似たような曲調で、使っている楽器も幅がなく、ひとつの曲を完成させるまでにとにかく時間がかかる・・・
つまり、以下のような問題点が出てきちゃってるんですよね
- コード進行が単調(転調できない)
- 編曲(アレンジ)の引き出しが少ない
- ひとつの曲を完成させるまでのスピードが遅い
- 音楽理論を知らないので、曲の分析をしても吸収効率が悪い!
ほかにも、音の積み方(ボイシング)が狭いとか、楽器ごとに最適な演奏方法を指定してあげられてないとかありますが・・・
おすすめの書籍とサイト
以下の曲は、僕が作曲をはじめて3ヶ月頃、無料の音楽理論の情報サイト「SoundQuest」を参考に作った曲です
メロディとコード理論のさわりをさらっと読んで実践しただけですが、それでも音楽理論の可能性を十分に感じとることができました。SoundQuest、おすすめですよ!
作曲はじめて3ヶ月でそれっぽく曲が作れるようになれたのは、SoundQuestさん(@soundquest_jp )の「自由派音楽理論」によるところが大きい気がする☝
序編、準備編、メロディ編1章、コード編1章の4つだけ読んで、あとはひたすら曲つくってた!
参考→https://t.co/kU9AKZ5Uq8pic.twitter.com/hVioUPRXiT
— OYU🐤 (@oyu_sound) July 21, 2020
2021年7月現在は「藤巻メソッド」を中心に音楽理論の学習を進めています
音楽理論を勉強する目的は、主に前項に挙げた問題を解決するためですね。具体的に言うと、アナリーゼ(曲の分析)ができるようになる、コード理論をものにする、作曲スピードをあげる、転調こわがらない、編曲能力アップ、みたいなところです
藤巻メソッドの書籍一覧
まだ楽典入門を3週+音感入門を終えたばかりですが、それだけでもかなりハーモニーのヒントが隠されていて、音楽理論の可能性に全力で震えてます
いまになってこそ「音楽理論を勉強すれば、これから間違いなくいい曲を作れるようになる!」という確信がありますが、作曲をはじめたばかりの頃に楽典を読もうとしても、きっといまのように集中できなかったと思います
やっぱりこれまで何十と曲を作ってきて、自分のニガテなこと、なにができて、なにができないのかがある程度見えているからこそ、音楽理論の重要性に気づけたのかもなあって感じます!
まとめ
Q.作曲初心者にとって音楽理論は必要なの?
A.音楽理論を知らなくても曲は作れるので、後回しでいいです
Q.音楽理論を勉強するタイミングはいつがベストなの?
A.自分が音楽理論を学ぶ必要があると感じたときです
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