DTM初心者

DTM初心者必見!音楽制作で知っておくべき基本用語集

DTM初心者必見!音楽制作で知っておくべき基本用語集
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こんにちは、おゆひよこ(@oyu_sound)です

音楽制作を始めたいけれど、専門用語が多すぎてどこから覚えたらいいのか困っている方、多いのではないでしょうか?

DTM(デスクトップミュージック)にはさまざまな技術的な言葉や機材の名前が出てきます。でも大丈夫!

この記事では、初心者がつまずきがちなDTM用語をわかりやすく解説していきます。音楽制作にもっと深く触れられるよう、この記事を通じてあなたの疑問を解消していきましょう!

用語は初心者向けに「まず最初に知るべき用語」「次のステップで知るべき用語」、そしてさらに「中級者向けの応用用語」に分類しています。それぞれのステップに沿って、段階的に理解を深めてください


まず最初に知るべき用語

DTM (Desktop Music)

DTMは"Desktop Music"の略で、パソコンを使って音楽を制作することを指します。自宅のパソコンと機材があれば楽曲制作を始められます

DAW (Digital Audio Workstation)

DAWは音楽制作の中心的なソフトウェアで、録音、編集、ミキシング、エフェクトの全てを管理します。代表的なものに、Logic Pro、Cubase、Ableton Liveなどがあります

MIDI (Musical Instrument Digital Interface)

MIDIは、電子楽器とDAWを連携させるための規格で、音の高さやリズムなどの『指示情報』を管理します。これにより、キーボードで演奏した内容をパソコンに取り込み、後から音の修正や編集が容易に行えます

オーディオインターフェース

オーディオインターフェースは、マイクや楽器をパソコンに接続し、高音質な録音を可能にする機材です。これによって、ギターやボーカルの音をパソコンに取り込み、編集や加工が行えます

「オーディオI/F」や「音声インターフェース」と略されることもあります

オーディオインターフェースを活用するには、適切なパソコンの選択が重要です。DTMに適したパソコンの選び方や必要なスペックについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください

【2024年版】失敗しないDTMパソコンの選び方ガイド!初心者向けのスペック解説

プラグイン (VST / AU)

プラグインは、DAWに追加機能を提供するソフトウェアで、シンセサイザーやエフェクトが含まれます。たとえば、ピアノの音を追加したり、リバーブ(残響効果)をかけることができます

サンプルパックとループ

サンプルパックは、音楽制作に使える音素材を集めたもので、ドラム音や効果音などが含まれます。ループは、繰り返し使えるリズムパターンやメロディのフレーズで、曲の土台を作る際に便利です

ドラムのリズムループを使って曲の土台を作ったり、サンプルパックから取り出したシンセ音を楽曲のメロディに活用することができます

ミックスとマスタリング

ミックスは、各楽器やボーカルの音量や音質を調整し、バランスの良い音にまとめる作業です

マスタリングは、ミックスが完了した音源を最終的に整え、全体の音量や音質を調整して、CDや配信で最適な状態に仕上げる工程です

BPM (Beats Per Minute)

BPMは曲のテンポを示す単位です。120 BPMは1分間に120拍のテンポです

パンニング

パンニングは、音を左右のどちらに配置するかを決定し、立体感を作る操作です。たとえば、ギターを左、ピアノを右に配置することで、各楽器の位置が明確になり、臨場感のあるサウンドを作り出します

クオンタイズ (Quantize)

クオンタイズは、MIDIノートのタイミングを自動で修正し、演奏のリズムを正確に揃える機能です。これによって、手動での微調整が不要になり、効率的に正確なリズムを実現できます

フェーダー

フェーダーは、ミキサーやDAWで音量を調整するためのスライダーです

モニタースピーカー

モニタースピーカーは音楽制作用のスピーカーで、原音を忠実に再生するために使用されます

クリックトラック (Click Track)

クリックトラックは、録音時にテンポを正確に保つためのクリック音を提供する機能です。メトロノームとも言います

I/O (Input/Output)

I/Oは「入力/出力」を指し、オーディオインターフェースの接続端子に関する用語です。マイクやスピーカーなどの機器とパソコンをつなぐ重要な役割を担います

DTMを始めるための第一歩!必要な機材と簡単な始め方

基本的な用語を理解したところで、次は実際にDTMを始めるためのステップに進みましょう

必要な機材や具体的な始め方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください

【DTM初心者向け】最初は何から始める?必要な機材とカンタンな始め方を徹底解説!

さらにDTMに関する用語を深く学びたい方は「次のステップで知るべき用語」や「中級者向けの応用用語」についても引き続きご覧ください!

次のステップで知るべき用語

シーケンサー (Sequencer)

シーケンサーは、MIDIノートやオーディオクリップを順番に配置し、楽曲を構築するためのツールです

モジュレーション (Modulation)

モジュレーションは、パラメータを周期的に変化させることで音色に動きを与えます。LFOエンベロープが使用されます

ディエッサー (De-Esser)

ディエッサーは、ボーカルの「サ行」などの耳障りな高音部分を抑えるためのエフェクトです。「サ行カット」や「高音抑制」と表現されることもあります

ドラムマシン (Drum Machine)

ドラムマシンは、リズムパターンを生成するデバイスやソフトウェアで、代表的なものにRoland TR-808があります

プリセット (Preset)

プリセットは、シンセサイザーやエフェクトで事前に設定されたサウンドです。初心者から中級者までサウンドデザインの参考として利用します

サブミックス

サブミックスは、複数のトラックをグループにして一括でミックスすることで、ミキシングが効率的に行えるようにします

【中級者向け】DTMスキルをさらに高めるための用語

初歩的な音楽制作に慣れてきたら、次に以下の用語や概念に挑戦してみましょう。これらのテクニックは、音楽の表現力やプロ仕様のクオリティをさらに高めるために役立ちます

オートメーション

オートメーションは、時間経過に合わせて音量やエフェクトなどのパラメータを自動的に変化させる機能です

たとえば、コーラス部分でリバーブを徐々に増やすことで楽曲の雰囲気を盛り上げるといった使い方ができます。曲の展開に合わせてエフェクトや音量を変化させたいときに便利です

サイドチェイン

サイドチェインは、特定のトラックが他のトラックの音量に影響を与える技術です。特にダンスミュージックで使用され、キックとベースを分離させるために使います。応用的なミキシングテクニックのひとつです

エンベロープ (Envelope)

エンベロープは、音の立ち上がり、減衰、保持、リリースをコントロールすることで音色の変化を調整します。ADSR(Attack, Decay, Sustain, Release)が基本で、サウンドデザインに深みを加える重要な要素です

サチュレーション (Saturation)

サチュレーションは、アナログ機器の温かみや豊かさを音に加えるエフェクトです。「歪み」や「温かみ」として説明されることもあります。ミキシングやマスタリングで使うことで、音に厚みを加える効果が期待できます

ゲインステージング

ゲインステージングは、録音・ミキシングにおいて各段階で適切な音量レベルを維持することで、音割れやノイズを防ぎます。特に、クオリティの高い音源を作るための基本的なステップとして重要です

ダッキング (Ducking)

ダッキングは、特定のトラックが他のトラックに合わせて音量を下げる技術です。ボーカルを目立たせたり、音のメリハリを作る際に役立ちます

まとめ: 音楽制作の世界に飛び込もう!

DTMは、最初は取っ付きにくく感じるかもしれませんが、用語や機材を理解することでどんどん楽しくなります

まずは手軽に始められるライト版や体験版のDAWをインストールし、簡単なメロディーを作ってみることから始めると良いでしょう。小さなプロジェクトを完成させることで、音楽制作の楽しさをより深く体験できます

音楽制作は創造的で無限の可能性が広がる世界です。最初はわからないことが多くても、一歩ずつ学んでいくことで、確実にレベルアップできます

どんなジャンルの音楽でも、自分の手で形にできる楽しさを体験してみてください。そしてこの記事が、その第一歩となる助けになれば幸いです!

  • この記事を書いた人

おゆひよこ

作曲家|フリーBGM|ブロガー|かわいい・エレクトロ・ポップな曲が作りたいDTM初心者に向けて、楽曲制作の方法や音楽機材、プラグインの情報などを発信しています|実績・プロフィール