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DOVA-SYNDROMEの審査に落ちた!再挑戦に向けて原因を探るよ

DOVA-SYNDROMEの審査に落ちた!再挑戦に向けて原因を探るよ

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こんにちは、おゆひよこ(@oyu_sound)です!

フリーのBGM・SEの素材配布サイトとして有名な「DOVA-SYNDROME」に一人の作曲者として登録したい!

・・・とコンポーザー募集の審査に挑戦してみたのですが、残念ながら落ちてしまいました

たとえ審査に通らなかったとしても「何が原因で落ちてしまったのか」ということまでは教えてくれません。再度審査に臨む場合は、自分で原因を探り、ひとつずつ改善していく必要があります

今回は「DOVA-SYNDROMEの審査に落ちたけど、また挑戦してみたい!」と思っている方に向けて、次の審査に受かるためのチェックリストをまとめました

▶2022年11月19日追記:審査に落ちたあと結局どうしたか?

一度審査に落ちると再挑戦できるのは「半年後」から

まず初めに知っておきたいことが、再審査となった場合の対応です

DOVA-SYNDROMEのコンポーザー募集の審査に一度でも落ちてしまうと、次に再挑戦できるのは少なくとも「半年後から」となります

僕は2020年10月時点で一度コンポーザー登録の審査に落ちており、同年12月、再度審査をしてもらおうと連絡した際に「半年ルール」のことを初めて知りました

※以下、再度審査に挑戦するため問い合わせフォームから連絡をした際の運営側の返答です(一部抜粋)

規約を一通り確認してみても再審査となった場合の対応については記載がなかったので、もしかしたら新しく追加されたルールなのかもしれません

僕の場合ですと、2020年10月に一度審査に落ちているので、次に挑戦できるのは2021年4月以降ということになります

再審査のために作った新曲たちはどうやら別の形でお披露目するしか道がなさそうですね。ちょっと残念・・・

審査結果が届くまでの流れ

参考までに、コンポーザー登録申請から審査結果が届くまでの流れを記しておきます

  • 2020年10月9日、問い合わせフォームから作曲者登録を希望するメールを送信
  • 同日、「作曲者アカウントの登録申請フォームURL」が記されたメールが届く
  • 同日、登録申請フォームから審査音源のURLを3曲分入力し、登録申請を行う
  • 2020年10月13日、作曲者登録を見送るという旨のメールが届く

審査申請の注意点

  • 別の名義を使って審査申請する
  • 期間を置かず審査が通過するまで申請を試みる

審査に落ちたからと言って以上のような行為をしてしまうと、今後一切の対応を拒否されてしまう原因となります。正攻法で勝負しましょう

次の審査に受かるためのチェックリスト

DOVA-SYNDROMEの審査では、ホームページ、MP3ファイル、YouTube、SoundCloudなどのURLを3曲分入力して音源のクオリティをチェックされます

審査の可否基準に関する情報は公開されていませんが、原因と思われるものをひとつずつ取り除いていけばきっと合格できるはず・・・

今回はAudioStockの楽曲審査を参考に、次の審査に受かるためのチェックリストをまとめてみました

  1. ノイズの問題
  2. 末尾処理(残響音)
  3. 音量・音圧・音割れ
  4. 冒頭の無音時間について

ノイズの問題

アコースティックギターやコンデンサーマイクを使って録音するときは、周囲の環境によるノイズが混入していないかの確認が必要になります。空調の音だったり、道路を走るバイクの音だったり、ピックの音だったり、チェアの軋む音だったり・・・

エレキギターなどの電子楽器を使用する場合にも、クリックノイズやホワイトノイズの処理はきちんと行ったほうがいいでしょう

ソフト音源やDAW音源のみで完結させれば当然ノイズは減りますが、それでも使用するサンプルファイルやプラグインによってはノイズが出てしまうこともあります

ノイズ除去は専用のプラグインで軽減が可能なので、ひとつ持っておくと安心かもしれません

おすすめはiZotopeのRXシリーズですが、価格によって製品のランクが変わってきます。もっとも安価なRX 10 Elementsで使用感を試してから上位のものにグレードアップすることもできますよ。RXシリーズはフリーランス作曲家の もっぴーさうんど(@moppysound)さん や こおろぎ(@Kohrogi34)さん も推している製品です

『iZotopeの簡易ノイズリダクションキット「RX Plug-in Pack」がリーズナブルで高性能だった』音楽素材屋 MoppySound|https://t.co/9ovkIfTRki

— もっぴーさうんど (@moppysound) May 9, 2016

iZotope RX Elementsが$29なんですけど、プチプチしたノイズをとれる「De-click 」があまりにも使えすぎるしスタンドアロン版も入っているのでおすすめです。音楽だけじゃなくて会話などにも使える。今年最も使ったエフェクトの1つ >https://t.co/1BKuU7y7ov

— こおろぎ🦗 (@Kohrogi34) December 26, 2017

末尾処理(残響音)

末尾のサステインや余韻が途中で途切れてしまっている場合、楽曲の修正が必要となります(ループ音源を除く)

耳で聴いて違和感がなくても、波形やボリュームメーターを見てきちんと確認すると安心です

音量・音圧・音割れ

音量が極端に小さい、音圧を上げすぎて音割れしている、といった点にも気を付けたいところですね

ちなみに前述した作曲家 こおろぎ(@Kohrogi34)さん は『BGMには音圧が必要ない、ピークのみを潰すことで聴きやすさにつながる』としています◎

冒頭の無音時間について

長らく「楽曲冒頭の無音時間はどのぐらいあればいいのかな?」と疑問だったんですが、AudioStockのよくある質問(音楽クリエイターの方へ)を参考にすると、冒頭の無音部分は0.5秒以内にするのが正解と言えそうです

あまりに無音時間が長いとそれも審査に落ちてしまう原因となってしまうかと思うので気を付けましょう

次の審査に受かるためのチェックリストまとめ

  1. ノイズの問題
  2. 末尾処理(残響音)
  3. 音量・音圧・音割れ
  4. 冒頭の無音時間について

基本的なことばかりですが、せっかく作った楽曲が残念な結果にならないように一度確認してみたほうがいいかもしれません

DOVA-SYNDROMEのコンポーザー審査に落ちて凹んでいる方も、結果を前向きに捉えてしっかりと実力を磨いていきましょう。僕もがんばります◎

DOVA-SYNDROMEにこだわる必要もないかも?

自分の作ったフリーBGMや効果音を配信する方法はDOVA-SYNDROMEだけではありません

上の2つは、自分だけのネットショップを作れるサービスです。どちらも無料で始めることができるので、ここでオリジナル楽曲の販売をしてみてもいいかもしれませんね

3つ目のAudiostockは、DOVA-SYNDROMEと同様、ストックサービスです。自分の作ったBGMなどを販売でき、売上に応じて報酬を受け取ることができます

DOVA-SYNDROMEでは「最初に曲を審査してから作曲者として登録」という流れでしたが、Audiostockでは「アカウントを作成してから曲ごとに審査」となります。

楽曲登録の審査に通らなかった場合でも、「末尾の残響までしっかりと収録してね」「ホワイトノイズの混入があるので調整をしてね」などと具体的な指示があるのは助かりますね

これから自分の楽曲を販売することになるかもしれないので、今のうちにクリエイターとして登録しておきましょう。もちろんアカウントの作成は無料です!

審査に落ちたあと結局どうしたか?

▶2022年11月19日追記

結論から言うと、審査に落ちたことで僕は「DOVA-SYNDROMEでの活動」を選択肢から外すことにしました

理由はいろいろあるんですが、主に以下の2つが大きいです

  • DOVA-SYNDROMEで音源を配布しても、作曲者自身に焦点があたりづらい傾向にある
    曲はあくまで「DOVA-SYNDROMEの曲である」という認識をされることが多いように感じます
  • DOVA-SYNDROMEでの再審査を待つより、自分でガンガン動いていったほうがメリットが大きいと判断した
    「一度審査に落ちたら半年は再審査できない」という半年ルールがある以上、DOVA-SYNDROMEでの活動にこだわる必要性は低いと思います

ここでもう一度、時系列を整理してみますね

  • 2020年10月:一度目の審査に落ちる(DTM歴半年時点)
  • 2020年12月:二度目の審査に応募するも、このとき初めて「半年ルール」があることを認識する(次の審査を受けられるのは半年後の2021年4月となる)

この頃、僕はTwitterで定期的に開催されている作曲企画「#深夜の2時間DTM」に積極的に参加してたので、ストック曲はどんどん増えてたんですよね

さすがに再審査まで半年も空くとなると、DOVA-SYNDROMEでの活動にこだわらず、自分でいろいろ動いていったほうがいいと判断しました

ただ、DTM歴半年ということもあって作曲スキルの低さは否めなかったので、引き続き #深夜の2時間DTM に参加して実力をつけていくことに・・・

結局、DOVA-SYNDROMEの審査に落ちた悔しさをバネに、向こう1年半ほどは曲のクオリティ上げに専念してました←

具体的にどう活動していったの?

本格的にフリーBGM中心の活動に切り替えていったのは、DOVA-SYNDROMEの審査に落ちてから約1年半後の2022年5月のことです

その間はボカロPとして遊んでたので行動に移すまでにだいぶ時間がかかってしまいましたが、

という実績が解除されたので結果オーライ!!!!

で、具体的にどう活動していったかというと・・・

  • 自サイトでのフリーBGM配布
    開設から4ヶ月でダウンロード数1,000突破
  • ニコニ・コモンズでの音源配布
    配布開始から4ヶ月でBGM使用作品100以上
  • フリーBGMのYouTubeチャンネル立ち上げ
    開設から4ヶ月で登録者480人、総再生回数は48,000回

上記3つですね

幸い「結果」と呼べるものがちらほら出てきているので、今となっては「DOVA-SYNDROMEにこだわらなかった選択は正解だったかな」って思います

DOVA-SYNDROMEの審査に落ちて凹んでる人がいたら、いっそ「別の道を模索する時間をもらえたのだ!」と前向きに捉えてみるのもいいかもしれませんね

  • この記事を書いた人

おゆひよこ

楽曲制作を始めたばかりのDTM初心者に向けて、作曲方法や音楽機材、プラグインの情報などを発信しています|実績・プロフィール

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