こんにちは、おゆひよこ(@oyu_sound)です
DTMを始めたばかりで、どのプラグインを選べばいいか迷っていませんか? 初心者だとどれが良いのか分からず、無駄にお金を使ってしまうことも多いですよね。でも大丈夫です!
今回は、無料で手に入るおすすめのDTMプラグインを10種類厳選してご紹介します。お金をかけずに、音楽制作をめいっぱい楽しんでみましょう
この記事では、「エフェクト」「シンセサイザー」「ユーティリティ」という3つのカテゴリに分けて、初心者でも扱いやすい無料プラグインを分かりやすく紹介していきます
なぜ無料プラグインが良いのか?
DTMを始めるときに、多くの人がまず悩むのは「機材やソフトの購入コスト」です。特にプラグインは種類が多く、値段も高いことがよくあります。でも、初心者がいきなり有料のプラグインを買うのはちょっとリスクが高いですよね
そこでおすすめなのが無料プラグインです。無料プラグインを使えば、費用を抑えつつ、音楽制作の基本をしっかりと学ぶことができます
たとえば、EQプラグインでサウンドの周波数を調整しながらミックスのバランスを学んだり、リバーブを使って音に奥行きを持たせる方法を試したり。
無料プラグインでも質の高いものがたくさんあって、プロの音楽プロデューサーや作曲家が使っていることも少なくありません
次のセクションでは、特に初心者におすすめの無料プラグインをカテゴリごとにご紹介します。最初にエフェクト系プラグインを詳しく見ていきましょう
エフェクト系プラグイン
エフェクトプラグインは、サウンドに変化を加えて楽曲をより魅力的にするためのツールです。ここでは、リバーブやディレイ、EQなど、基本的なエフェクトプラグインをいくつかご紹介します
1. TAL-Reverb-4
リバーブは音に奥行きを持たせるために欠かせないエフェクトですが、「TAL-Reverb-4」は無料のリバーブプラグインの中でも特に人気があります。シンプルで直感的な操作性と高品質な音質が魅力で、初心者でも簡単に使えます
対応OS:Windows、macOS、Linux
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2. Valhalla Supermassive
「Valhalla Supermassive」は、その名の通り、壮大な空間感を作り出すことに特化したディレイ・リバーブプラグインです。多彩なプリセットがあるので、初心者でも簡単に素晴らしいエフェクトを得られます
対応OS:Windows、macOS
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3. MEqualizer (MeldaProduction)
「MEqualizer」は、無料ながら6バンドのパラメトリックEQを提供する強力なイコライザープラグインです。視覚的なフィードバックもあり、初心者でも直感的に操作できます
対応OS:Windows、macOS
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4. OrilRiver
リバーブ系の無料プラグインとしてもう一つおすすめしたいのが「OrilRiver」です。ホールリバーブからプレートリバーブまで、多様なリバーブタイプを簡単に操作でき、自分の楽曲に合った空間を作り出せます
対応OS:Windows、macOS
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シンセサイザープラグイン
音楽制作の醍醐味のひとつは、自分だけのオリジナルの音を作ることです。シンセサイザープラグインを使えば、オリジナルのサウンドをどんどん作り出せます。ここでは、無料で使える中でも特に使いやすいシンセサイザーをご紹介します
5. Vital
「Vital」は無料なのに非常に強力なウェーブテーブルシンセサイザーです。多彩な音色が作れて、プロフェッショナルなシンセにも引けを取らない性能です。プリセットも豊富で、初心者でもすぐに使いこなせます
対応OS:Windows、macOS、Linux
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6. Tyrell N6 (U-He)
「Tyrell N6」は、アナログシンセの温かみを持ちながらも、シンプルで使いやすいシンセサイザープラグインです。ベース音やパッド音の作成に優れており、楽曲に厚みを加えるのにとても役立ちます
対応OS:Windows、macOS、Linux
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7. Surge
「Surge」は無料とは思えないほど機能が豊富なシンセサイザープラグインです。多彩なオシレーター、フィルター、エフェクトを搭載しており、初心者向けのチュートリアルもたくさんあるので安心して使い始められます
対応OS:Windows、macOS、Linux
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ユーティリティプラグイン
ユーティリティプラグインは、音楽制作の効率を上げてくれるツールです。ここでは、初心者でも扱いやすい無料のユーティリティプラグインをご紹介します
8. SPAN (Voxengo)
「SPAN」はミックスの質を向上させるためのスペクトラムアナライザープラグインです。音の周波数特性を視覚的に確認できるので、どの周波数が強すぎるか、どこが不足しているかを簡単に把握できます
対応OS:Windows、macOS
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9. Youlean Loudness Meter
「Youlean Loudness Meter」は、楽曲の音量レベルを正確に測るためのプラグインです。配信プラットフォーム向けのマスタリングで非常に役立ち、初心者でもプロ並みの音量バランスを保てます
対応OS:Windows、macOS
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10. TDR Nova (Tokyo Dawn Labs)
「TDR Nova」は、ダイナミックEQとして機能する無料プラグインです。特定の周波数が一定レベルを超えた時だけ調整することができるので、初心者でも直感的に使えます
対応OS:Windows、macOS
ダウンロード:公式サイトで詳細をチェックする
プラグインカテゴリ一覧
以下の表に、今回ご紹介するプラグインをカテゴリごとにまとめました。それぞれのプラグインの機能や用途を比較して、自分に合ったものを見つけてくださいね
カテゴリ | プラグイン名 | 機能 | おすすめの使い方 | ダウンロード |
---|---|---|---|---|
エフェクト | TAL-Reverb-4 | リバーブ | シンプルな操作で音に奥行きを持たせたいとき | 公式サイト |
エフェクト | Valhalla Supermassive | ディレイ・リバーブ | 壮大な空間感を楽曲に追加したいとき | 公式サイト |
エフェクト | MEqualizer (MeldaProduction) | パラメトリックEQ | 視覚的なフィードバックを得ながらEQ調整したいとき | 公式サイト |
エフェクト | OrilRiver | 多様なリバーブ | 自分の楽曲に合った空間感を作りたいとき | 公式サイト |
シンセサイザー | Vital | ウェーブテーブルシンセ | 多彩な音色を作成し、プリセットから学びたいとき | 公式サイト |
シンセサイザー | Tyrell N6 (U-He) | アナログシンセ | 温かみのあるベースやパッド音を作りたいとき | 公式サイト |
シンセサイザー | Surge | 多機能シンセ | 様々なジャンルに対応する音色を作成したいとき | 公式サイト |
ユーティリティ | SPAN (Voxengo) | スペクトラムアナライザー | 音の周波数特性を視覚的に確認したいとき | 公式サイト |
ユーティリティ | Youlean Loudness Meter | ラウドネスメーター | 音量レベルを正確に測定し、配信向けに調整したいとき | 公式サイト |
ユーティリティ | TDR Nova (Tokyo Dawn Labs) | ダイナミックEQ | 特定の周波数を動的に調整したいとき | 公式サイト |
初心者向けプラグイン選びのフローチャート
次のステップに沿ってプラグインを選ぶと、効率よくDTMの基礎を学び、徐々にスキルを高めていくことができます
1. サウンドの基礎を理解する
- TAL-Reverb-4(リバーブ)や OrilRiver を使って、音に奥行きを持たせる操作を学びます
- MEqualizer (MeldaProduction) で、イコライザーの使い方を学び、サウンドのバランスを調整するスキルを磨きます
2. 空間感や深みを加える
- Valhalla Supermassive を使って、ディレイやリバーブによる空間感の表現方法を学びましょう。プリセットから始めると簡単です
3. 自分の音を作る
- シンセサイザーに挑戦するため、まず Vital のプリセットを使ってサウンドのカスタマイズに慣れます
- 慣れてきたら、Tyrell N6 でベースやパッド音を作り、シンセサイザーの特性を理解していきましょう
4. ミックスとマスタリングのスキルを高める
- SPAN (Voxengo) でサウンドの周波数特性を視覚的に確認し、どの周波数が強すぎるか、または足りていないかを把握します
- Youlean Loudness Meter で音量レベルを確認し、適切なラウドネスを維持する練習をします
5. ダイナミックなサウンドの調整
- 最後に、TDR Nova を使って、ダイナミックEQを利用し、特定の周波数を動的にコントロールすることで、プロっぽいサウンドの仕上げ方を学びましょう
フローチャート風ステップ表
ステップ | 目的 | 推奨プラグイン |
---|---|---|
1. サウンドの基礎を理解する | リバーブとEQで音のバランスを学ぶ | TAL-Reverb-4, OrilRiver, MEqualizer |
2. 空間感や深みを加える | 空間的な広がりを表現する | Valhalla Supermassive |
3. 自分の音を作る | シンセサイザーでオリジナルサウンドを作成 | Vital, Tyrell N6 |
4. ミックスとマスタリングを学ぶ | 周波数特性と音量レベルを調整する | SPAN, Youlean Loudness Meter |
5. ダイナミックな調整をする | ダイナミックEQを使用して細かな調整 | TDR Nova |
このような順番で進めると、プラグインの使い方だけでなく、音楽制作全体の流れやサウンドメイキングの基本も自然と理解できるようになります。最初は簡単なところから始めて、徐々に難しいことに挑戦することで、スキルを段階的に上げていけます
無料プラグインの限界と有料プラグインのメリット
無料プラグインはコストを抑えつつ音楽制作を始めるのに最適ですが、一部の機能や音質に限界を感じることもあります
制作の幅をさらに広げ、より高品質なサウンドを追求したい方には、有料プラグインの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
詳しくは、初心者におすすめ!音楽制作をレベルアップさせる有料プラグイン10選をご覧ください!
まとめ
今回は、DTM初心者におすすめの無料プラグインを「エフェクト」「シンセサイザー」「ユーティリティ」の3つのカテゴリに分けて紹介しました。どれも無料とは思えないほど高機能で、初心者から上級者まで幅広く使えます
たとえば、初心者の方はリバーブを使って楽曲に奥行きを持たせてみたり、シンセサイザーのプリセットを使って新しい音色を簡単に追加してみましょう。上級者の方は、これらのプラグインを使いこなして、細かな音作りや高度なミックス技術に応用することもできます
プラグイン選びは楽曲制作の可能性を広げる大切な要素です。今回紹介したプラグインを使って、自分の楽曲に新たな表現を加えてみてくださいね。まずは無料プラグインで操作に慣れて、有料のものに挑戦していくのも良いでしょう
音楽制作は試行錯誤の連続ですが、その過程も楽しんでください。この記事を参考に、いろいろなプラグインを試しながら、自分だけの音楽の世界を広げていってくださいね!