こんにちは、おゆひよこ(@oyu_sound)です
DTM(デスクトップミュージック)を始めたばかりで、どのプラグインを買えばいいのか悩んでいる方も多いですよね。有料プラグインは音楽制作のクオリティ向上に大いに役立ちます
この記事では、初心者におすすめの有料プラグインと、その選び方のポイントをわかりやすく紹介します!
プラグインとは?DTM初心者向けの基礎知識
DTM(デスクトップミュージック)は、パソコンを使って楽曲を制作する方法です。自宅でもプロ並みの音楽制作が可能になり、近年多くの人に親しまれています
プラグインとは、音楽制作ソフト(DAW)に追加してエフェクトや音源を提供するソフトウェアです。これにより音質が向上したり、さまざまな楽器音源を追加できたりして、楽曲がより豊かになります
プラグインの種類
プラグインには大きく分けて「エフェクト系」と「音源系」の2種類があります。これらの違いを理解することで、自分の音楽制作に必要なツールを効果的に選ぶことができ、より良いサウンドを目指せます
プラグインの種類 | 用途 | 代表的な例 |
---|---|---|
エフェクト系 | 音を加工するためのプラグイン(リバーブ、コンプレッサー、EQなど) | FabFilter Pro-Q 3, Valhalla VintageVerb |
音源系 | 新たな音を追加するためのプラグイン(シンセサイザー、ドラムキット、ピアノ音源など) | Native Instruments Kontakt 7, Serum |
有料プラグインの導入メリットとデメリット
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
1. 音楽制作の幅 | 有料プラグインは無料プラグインと比べてクオリティが高く、よりプロフェッショナルなサウンドが得られる | 初期費用がかかるが、良いプラグインは長期的な投資と考えられる |
2. 制作の効率 | AI機能や自動設定を備えたプラグインが多く、初心者でも手軽に良い音を作れる | 操作に慣れるまでに時間がかかる場合があるが、スキルの向上に役立つ |
有料プラグインは高品質な音源やエフェクトを提供し、音楽制作の幅を広げる大きなメリットがあります。でも、初期投資が必要であり、初心者の方には負担に感じられるかもしれません・・・
まずは無料プラグインで基礎を学びたいという方は『初心者必見!無料で使えるおすすめDTMプラグイン10選』の記事を参考にしてみてください
次のセクションでは、初心者にぴったりなおすすめの有料プラグインを紹介していきます
初心者におすすめの有料プラグイン10選
ここでは、初心者が最初に購入を検討すべき有料プラグインを紹介します。どれもコストパフォーマンスが高く、音楽制作を楽しく効率的にしてくれるものばかりです
なお、プラグインの購入方法やPlugin Boutiqueの詳しい使い方についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください
1. FabFilter Pro-Q 3(EQプラグイン)
人気のEQ(イコライザー)プラグインの中でも特に評価が高いのがFabFilter Pro-Q 3です。このプラグインは視覚的に操作ができるため、初心者にも扱いやすく、ミックスに欠かせない調整を直感的に行うことができます
- おすすめポイント:視覚的な操作画面でわかりやすい、音の透明感が素晴らしい
- 用途:各トラックの音量バランス調整や音質の補正(例:ボーカルトラックの明瞭さを高める、ギターのこもりを解消するなど)
購入・ダウンロード:Plugin Boutiqueで詳細をチェックする
2. iZotope Neutron 5(ミックス支援プラグイン)
ミックスに悩む初心者には、iZotope Neutron 5がおすすめです。このプラグインはAI機能を搭載しており、自動で最適なミックス設定を提案してくれます。初心者にとっては非常に頼もしいツールです
- おすすめポイント:AIによる自動設定、初心者でもプロ級のミックスを実現
- 用途:ミックス全体のバランスを整える
レビュー記事「Neutron 5で初心者でもミキシングを劇的に効率化!進化したAIでプロの音を手軽に」も書いてます!
購入・ダウンロード:Plugin Boutiqueで詳細をチェックする
3. Native Instruments Kontakt 8(サンプルベース音源)
幅広い楽器音源を提供するNative Instruments Kontakt 8は、初心者にも使いやすい万能音源プラグインです。リアルなサウンドを求める際に非常に役立ちます
- おすすめポイント:膨大なサウンドライブラリ、使い勝手の良さ
- 用途:ピアノ、オーケストラ、ドラムなど様々なジャンルの楽曲制作
購入・ダウンロード:Plugin Boutiqueで詳細をチェックする
4. Waves SSL E-Channel(チャンネルストリップ)
プロの現場でも愛用されるWaves SSL E-Channelは、音楽の各トラックに対して多機能な処理が可能です。初心者でも、一度プリセット(あらかじめ設定された設定値)を使うことで、ミックス作業が大幅に楽になります
- おすすめポイント:プロフェッショナルなサウンド、簡単に良い音を作れる
- 用途:トラックのEQ、ダイナミクス処理
購入・ダウンロード:Plugin Boutiqueで詳細をチェックする
5. Serum by Xfer Records(シンセサイザー)
シンセサイザーのプラグインを探しているなら、Serumが最適です。このプラグインは操作がシンプルでありながら、強力な音作りが可能です。初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されています
- おすすめポイント:視覚的なインターフェース、音作りの幅が広い
- 用途:シンセサウンド、リード、ベース
購入・ダウンロード:公式サイトで詳細をチェックする
6. iZotope Ozone 11(マスタリングプラグイン)
iZotope Ozone 11は、マスタリング用のプラグインで、自宅でプロフェッショナルなマスタリングを実現できます。AIを使った支援により、初心者でも簡単に楽曲を仕上げられるのが魅力です
- おすすめポイント:AIによるマスタリングアシスト、豊富なプリセット
- 用途:楽曲全体の仕上げ、音圧の調整
購入・ダウンロード:Plugin Boutiqueで詳細をチェックする
マスタリングプロセスの流れ
- ミキシング:各トラックの音量バランスや音質を調整する(例:iZotope Neutron 5 などを使用)
↓ - マスタリング:楽曲全体の仕上げを行う(例:iZotope Ozone 11 で音圧や質感を調整する)
7. Valhalla VintageVerb(リバーブプラグイン)
Valhalla VintageVerbは、その中でもコストパフォーマンスが非常に高く、初心者にもおすすめです。音の立体感を簡単に追加できます
- おすすめポイント:シンプルな操作性、多様なリバーブ効果
- 用途:ボーカル、ドラム、ギターなどに空間的な広がりを追加
購入・ダウンロード:公式サイトで詳細をチェックする
8. Soundtoys Decapitator(サチュレーションプラグイン)
楽曲に温かみや歪みを加えたい場合は、Soundtoys Decapitatorがおすすめです。シンプルなつまみ操作で、音にアナログな質感を付与できます
- おすすめポイント:アナログ感を簡単に追加できる、直感的な操作
- 用途:ボーカル、ギター、ドラムなどに暖かみやキャラクターを追加
購入・ダウンロード:Plugin Boutiqueで詳細をチェックする
9. XLN Audio Addictive Drums 2(ドラム音源)
XLN Audio Addictive Drums 2は、リアルなドラム音を簡単に手に入れたいときに最適です。豊富なプリセットが用意されており、初心者でも理想のドラムサウンドをすぐに作ることができます
- おすすめポイント:リアルなドラム音源、豊富なプリセット
- 用途:ポップス、ロック、エレクトロなどの楽曲にドラムパートを追加
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10. Melodyne 5 by Celemony(ピッチ補正)
ボーカル録音でどうしてもピッチがずれてしまうことがありますが、Melodyne 5を使えば簡単に補正が可能です。自然なピッチ補正ができるため、初心者でもプロフェッショナルな仕上がりを目指せます
- おすすめポイント: 自然なピッチ補正、細かな編集が可能
- 用途: ボーカルトラックの修正、楽器音の微調整
購入・ダウンロード:Plugin Boutiqueで詳細をチェックする
プラグイン一覧
以下に、各プラグインの名称、主な機能、おすすめの使い方、ダウンロード先をまとめました
プラグインの購入方法やPlugin Boutiqueの詳しい使い方についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください
プラグイン名 | 機能 | おすすめの使い方 | 購入・ダウンロード |
---|---|---|---|
FabFilter Pro-Q 3 | イコライザー | ミックスやマスタリング時の周波数調整、不要な周波数のカット、特定帯域のブーストに最適 | Plugin Boutique |
iZotope Neutron 5 | ミックス支援 | トラック間のバランス調整、周波数のマスキング検出、AIによる自動ミックス設定に活用 | Plugin Boutique |
Native Instruments Kontakt 8 | サンプラー | 高品質なサンプル音源の演奏、カスタムインストゥルメントの作成、サンプルの詳細編集に利用 | Plugin Boutique |
Waves SSL E-Channel | チャンネルストリップ | アナログコンソールのサウンドを再現したい場合、トラックごとのEQとダイナミクス処理に適用。 | Plugin Boutique |
Serum by Xfer Records | シンセサイザー | 多彩なサウンドデザイン、リードやパッド、ベース音の作成、モジュレーションによる複雑な音作りに最適 | 公式サイト |
iZotope Ozone 11 | マスタリング | トラックの最終仕上げ、音圧の調整、ステレオイメージの拡張、マスタリングチェーンの構築に活用 | Plugin Boutique |
Valhalla VintageVerb | リバーブ | ボーカルや楽器に温かみのあるリバーブを追加し、空間感や深みを演出 | 公式サイト |
Soundtoys Decapitator | サチュレーション | トラックに温かみや歪みを加え、存在感やエネルギーを強調。ドラムやベース、ボーカルに適用 | Plugin Boutique |
XLN Audio Addictive Drums 2 | ドラム音源 | リアルなドラムトラックの作成、ジャンルに応じたドラムサウンドの選択、カスタムキットの構築に最適 | Plugin Boutique |
Melodyne 5 by Celemony | ピッチ補正 | ボーカルや楽器のピッチ修正、タイミングの微調整、ハーモニーの作成、メロディの再構築に活用 | Plugin Boutique |
有料プラグインを選ぶ際のポイント
有料プラグイン選びを成功させることは、音楽制作の楽しさを大きく引き上げます。適切なプラグインを選ぶことで、制作のプロセスがスムーズになり、思い通りのサウンドに近づけることができます
1. 目的を明確にする
どのプラグインを選ぶべきかは、自分が何を実現したいかによって変わります。たとえば、ミックスを簡単に仕上げたいのか、新しいシンセサウンドを作りたいのかによって、選ぶプラグインは異なります
2. コストパフォーマンスを考慮する
プラグインには高価なものもありますが、すべてが必要というわけではありません。初心者であれば、コストパフォーマンスの良いものから始めるのが賢明です
今回紹介したプラグインの中でも、リバーブやEQなど、基礎的なエフェクトからスタートするのがおすすめです
3. プラグインの使い勝手
初心者には、使い勝手の良さも重要です。操作が難解なプラグインよりも、直感的に操作できるものを選ぶことで、制作に集中しやすくなります
まとめ
今回紹介した有料プラグインは、DTM初心者が音楽制作をより楽しみ、プロフェッショナルなサウンドに近づくための強力なツールです。それぞれのプラグインには特徴があり、自分の音楽制作スタイルに合ったものを選ぶことが重要です
まずは、基本的なエフェクトや音源プラグインから始めて、徐々に自分の音楽の幅を広げていきましょう
プラグイン選びに迷ったときは、この記事を参考にしつつ、自分にとって「今必要なものは何か?」を考えることで、より良い選択ができるはずです
例えば、まずはiZotope Neutron 5やValhalla VintageVerbなど使いやすいプラグインを試して、簡単なプロジェクトから始めてみてください。初心者でも、少しの投資と学びで確実に音楽制作のレベルアップを図れるので、ぜひ有料プラグインを活用してみてください!
もしこの記事で紹介したプラグインに興味がある場合は、Plugin Boutiqueで最新の価格と特典をチェックしてみてください。初めてのプラグイン購入にも便利なサイトです
プラグインの購入方法やPlugin Boutiqueの詳しい使い方についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください