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シールドケーブルの作り方!ベース用シールドをBELDEN 8412で自作する

シールドケーブルの作り方!ベース用シールドをBELDEN 8412で自作する

エレキベースやエレキギターは、ピックアップで拾った振動を電気信号に変換し、アンプに伝達して音を出しています。

このときベースとアンプを繋いでいるケーブルが「シールド(シールドケーブル)」と呼ばれるものです。

シールドには、構造や値段、素材など、さまざまな違いがあり、音質に大きい影響を与えます。

また、シールドは消耗品なので、断線したり、劣化したり、接触不良を起こしたりする場合があります。

つまり、シールドを自作できれば、かなりのアドバンテージになるということですね。

シールドを自作するとお店で購入するよりも安価ですし、好みの音質に近づけることが可能になります。

今回は、シールドを自作する方法を画像つきで解説していきます。焦らず、作業をひとつずつ確認しながらやっていけばまず失敗はしません。ハンダ初心者の僕でもできましたので。

購入したもの

今回は、ステージ用に5mと8mのシールドを作成していきます。

購入したものは以下の通りです

合計¥9,990。完成品で購入した場合、5mのもので¥5,280なので、失敗しなければ2〜3000円ほど安く仕上がる計算になります。

準備するもの

自作シールドの作成手順

①シールドを切り分ける

まずは、シールドを任意の長さに切り分けます。

今回は5mと8mなのでだいぶ長いですが、リハーサルの際に外音をPAさんの近くで確認するためにはこのぐらいの長さが必要になります。箱の大きさにもよりますが、もっと長さがあってもいいかもしれません。

ジャックのカバー、透明チューブ、熱収縮チューブを通しておく

意外と忘れがちなポイントです。シールドには、ジャックのカバー、透明チューブ、熱収縮チューブを通しておきましょう。

後になってから気づくと、またハンダを付け直さなければならなくなるので面倒です。

②シールドの下処理

皮膜を剥く

シールドの外側にある皮膜をカッターで剥いていきます。

幅は1cmか2cmほどでいいでしょう。このとき、紙の皮膜も取り除いておきます。

コツは、

  • 皮膜を落としたい位置の周囲に、カッターでぐるりと切れ目を入れる
  • 続いてその切れ目からまっすぐケーブルの端に向かって直線上に切れ目を入れる

です。こうして切れ目を入れておくと、被膜を剥く作業が楽になります。

線をまとめる

線を軽くまとめていきます。表面にある銀色のシールド線は放射線状に折り返しておきます。こうすると後になって楽です。

※綿毛のような繊維層は取り除いておきましょう。

芯線2本(黒と白)の先の皮膜も数ミリ剥いておきます。それ後、先ほど折り返しておいた銀のシールド線をまとめれば準備完了です。

③ハンダ付け

いよいよ、ハンダ付けの行程に入っていきます。ハンダの使い方は、動画で確認しておくと安心です。

プラグをエフェクターに固定しながら作業をすると楽

エフェクターにプラグを固定しながら作業をすると楽です。

それぞれの芯線とシールド線に予備ハンダをしたら、プラグにシールドを当ててみて、長い部分や不必要な部分をニッパーでカットします。

位置や長さを調節しながらハンダ付けをすれば、作業は終了です。

④動作確認

ハンダ付けが完了したら、シールドが正しく動作するか確認します。大丈夫なようであれば、熱圧縮チューブをライター(マッチ)で炙って密着させます。

熱圧縮チューブは、火で炙るとすぐに収縮していきます。火傷や、炙りすぎには注意しましょう。

⑤完成

熱圧縮チューブで固定化ができたら、透明チューブを被せ、ジャックのカバーをつけます。

同様の作業をシールドの反対側にも行います。

以上で完成です。

まとめ

まだハンダに不慣れだったせいもあり、全体の作業時間は2時間ほど(5mと8mのシールドを完成させるまで)でした。

さっそく音を鳴らしてみましたが、かなりいい感じです。低音というよりは中低音域らへんがグッと持ち上げられ、なんともベースらしい音になりました。

シールドの自作はお店で完成品を購入するより安く済みますし、機材に愛着も湧きます。

初期投資は必要ですが、シールドの作り方を習得しておくと今後も必ず役に立ちます。エフェクターや楽器の配線などにもハンダのスキルは必須ですからね。

シールドの自作が気になっている方はぜひ挑戦してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

おゆひよこ

楽曲制作を始めたばかりのDTM初心者に向けて、作曲方法や音楽機材、プラグインの情報などを発信中|Twitterもやってます→おゆひよこ(@oyu_sound )

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