DTM用のモニタースピーカーを探し始めてから、もう1ヶ月以上が経ちました。
「YAMAHA MSP3A」にするか、それとも「Fostex PM0.4c」にするか、はたまた「YAMAHA HS5」か・・・
散々悩んだ挙句、結局「YAMAHA HS5」を選びました。
注文していたモニタースピーカーが届いたので、
- 「YAMAHA HS5」の開封&レビュー
- 同価格帯モニタースピーカー(「MSP3A」と「PM0.4c」)との比較
をしていきます。
DTM用の入門モニタースピーカーを探している人の助けになれば幸いです
モニタースピーカー「YAMAHA HS5」の用途
「YAMAHA HS5」は、価格と性能のバランスが良い、コストパフォーマンスに優れたモニタースピーカーです。
デザイン性の良さもあってか、「DTM入門用のモニタースピーカー」としてよく挙げられています。
これから本格的に音楽制作をやっていく上で、ちゃんとした音が鳴るスピーカーが欲しかったんですよね。
特に、MIXの際に左右の音の干渉を確かめるため「フラットな状態で音を聴きたかった」という点が強いです。
以前まではベースアンプをスピーカー代わりにしていたのですが、MIXすらできず、スピーカーとしてもおもちゃレベルでした。。
同価格帯モニタースピーカー「MSP3A・PM0.4c・HS5」の比較
予算は3万円とします。同価格帯で候補に挙がったモニタースピーカーは、以下の3つでした。
各スピーカーの見た目と仕様を見比べていきます。
各スピーカーの見た目と仕様の比較
YAMAHA MSP3A


Fostex PM0.4c


YAMAHA HS5 / HS5I


注目すべきは「周波数特性・入力端子・寸法・質量」の項目
僕が見比べたところは、特に周波数特性・入力端子・寸法・質量です。
専門的な部分はさっぱりですが、デスクにちゃんと置けるかということ、そして、重さはどのぐらいなのかということを確認しました。
中でも、入力端子についてはよく確認しておいたほうが良いでしょう。
入力端子をチェックしておこう
「表を見てもちんぷんかんぷん」という方は、実際に画像を見比べてみましょう。
YAMAHA MSP3A

Fostex PM0.4c

YAMAHA HS5

サウンドハウスのページでは「音質比較」もできる
サウンドハウスのページでは、人気スタジオモニターのサウンドを実際に聴いて比較することができます。
残念ながらPM0.4はありませんが、僕はここでMSP3とHS5を何百回と聴き比べました。
HS5を選んだ3つの理由
コスパが良い
なんとか予算内におさめることができました。PM0.4に比べると少しばかり高価ですが、このクオリティであれば申し分なしです。
モニタースピーカーにしてはペアで3万円と、かなりコストパフォーマンスがいいですね。
デザインの良さ
HS5は、何よりデザインが素晴らしいです。黒一色のスピーカーというのも味気なさすぎると思っていたこともあって、最初のうちはPM0.4のホワイトを選ぼうと考えていました。
でも、HS5のデザインを見てから、そのシンプルな見た目にだんだんと惹かれていったんですね。
また、コントロール等が背面にあるのも好ポイントです。MSP3は前面にコントロールがあります。これはこれで便利なのでしょうけど、見た目が少しシンプルじゃない。
HS5は白いスピーカーに、黒いマットボディ。非常にシンプルです。

ちょうど良い音量バランス
自宅で使用するため、そこまで大きい音量は出しません。
サウンドハウスのページで聴き比べをしたところ、MSP3に比べて低音がスカスカしている印象を受けましたが、家で鳴らす分にはちょうど良いレベルだと判断しました。
結果的にはHS5を選んで正解でしたね。
また、HS5にはルームコントロールスイッチが搭載されており、500Hz以下の低域を2dB or 4dBカットが可能です。
さらに、ハイトリムスイッチによってツイーターを2dBブースト or 2dBカットも可能となっています。
HS5の開封と大きさ比較
HS5が届いたので、さっそく開封していきます。
サウンドハウスからHS5が届いたよ
ポイントが溜まっていたので、今回はサウンドハウスで購入しました。大きいです

ニベア青缶との比較画像


スピーカー1つに対して電源コード1つが必要
HS5は、スピーカー1つに対して電源コード1つが必要になります。ペアで使う場合、2つのコンセントが必要なので注意してください

HS5のセッティング方法について
モニタースピーカー設置の4つのポイント

- 高域用のツイーターが耳の高さになるようにする
- 自分の頭とスピーカーのポジショニングが正三角形になるようにする
- 設置面にインシュレーターを置く
- 壁から最低でも2〜30cm程度離して置く
スピーカースタンドやインシュレーターを導入すれば、さらに音質の向上などが望めそうですね。
モニタースピーカーが置かれているDTM部屋の参考画像
MSP3・PM0.4・HS5が置かれているDTM環境の参考画像をまとめてみました
MSP3



PM0.4n



HS5



まとめ
これからDTMを続けていく上で、モニタースピーカーは必須と言っても良い機材です
良い曲を作っていくためにも、投資と割り切って早い段階で導入しておきましょう!