こんにちは、おゆひよこ(@oyu_sound)です
Studio Oneの最新バージョン「Studio One Pro 7」がついにリリースされました!
新機能の数々や使いやすさの向上など、Studio One Pro 7の特徴を詳しく見ていきましょう~
Studio One 7の主要な新機能
ステム分離機能:音源分離の新たな可能性
Studio One Pro 7で最も注目を集めているのが、ステム分離機能です
この機能を使えば、2ミックスの楽曲をボーカル、ドラム、ベース、その他の楽器に自動的に分離できます
ステム分離の使い方は以下の通り↓
- 分離したい2ミックスファイルをプロジェクトにドラッグ&ドロップ
- オーディオクリップを選択し、コンテキストメニューから「ステム分離」を選択
- 分離したい要素(ドラム、ベースなど)を選択
- 「分離」ボタンをクリック
この機能は、リミックスやマッシュアップの制作、DJ用エディットの作成、リファレンス楽曲の分析など、様々な用途に活用できます
音楽制作の可能性が大きく広がりますね~
ランチャー:新しい制作スタイルの提案
ランチャーは、Studio One Pro 7で新たに追加された機能で、各トラックにセルが用意され、異なる演奏やパターンを記録できます
この機能によって、アレンジの模索や、ライブパフォーマンスでの活用など、新たな制作スタイルが可能になりました◎
ランチャーの活用例↓
- 異なるパターンを比較検討しながらアレンジ
- ライブパフォーマンスで、用意したパターンを次々に再生
- 複数のテイクを録音し、後で聴き比べてベストテイクを選択
グローバルトランスポーズ:楽曲全体の瞬時移調
グローバルトランスポーズ機能を使えば、楽曲全体を半音単位で瞬時に移調できます!
オーディオ、MIDIの両方に対応しており、ドラムなどのリズム楽器のピッチを変更したくない場合は、対象トラックのグローバルトランスポーズのチェックを外すことで対応できます
この機能は、ボーカリストに合わせた移調や、様々なキーで楽曲を試聴する際に非常に便利です。これ、ヤバくない?
その他の注目すべき新機能
上記の主要な新機能に加えて、Studio One Pro 7には、他にも多くの魅力的な機能が追加されています
- スケール機能の向上:スケールパネルが新設され、キーとスケールの調整がより簡単に! スケールにスナップさせる機能や、スケール内のノート表示、使用しているノート表示など、便利な機能が追加されています
- ブラウザのデタッチ:ブラウザを別ウィンドウとして表示できるようになりました。複数のモニターを使用する際に便利◎
- 新しい音源:バーチャル・インストゥルメント「Deep Flight One」とリードシンセ「Lead Architect」が追加されました
- Presence EditorとAudio Batch Converterが標準搭載:これまで有料アドオンだったPresence EditorとAudio Batch Converterが標準搭載されました
- オーディオストア検出の自動化:オーディオ素材のストア検出が自動化され、より正確になりました。特にボーカル抽出や楽曲分析に役立ちます
- CLAP対応:CLAPプラグインとインストゥルメントが他のプラグインフォーマットと同様にブラウザ内に表示され、使用することができます
参考:次世代のプラグイン規格「CLAP」とは?音楽制作の新たな可能性を拓く革新的技術
Spliceとの連携強化でサンプル活用がよりスムーズに
Studio One Pro 7では、音楽素材提供サービスSpliceとの連携が強化されています
Spliceアカウントと連携することで、Studio Oneのブラウザから直接Spliceの膨大なサンプル音源にアクセスし、試聴、ダウンロード、プロジェクトへの追加がシームレスに行えます
エレクトロミュージックだけでなく、ポップスなど幅広いジャンルの音楽制作においても非常に便利な機能と言えますね!
音質と性能の向上
Studio One Pro 7では、オーディオエンジンの改良により音質が向上したという評価が多いようです
また、パフォーマンスの最適化により、大規模プロジェクトでも安定して動作するようになりました
既存ユーザーはアップグレードすべき?
既存のStudio Oneユーザーがバージョン7にアップグレードすべきかどうかは、求めるニーズによって異なります
以下の点を考慮するといいかもしれません↓
- 新機能の必要性:ステム分離機能やランチャーなど、新機能が自分の制作スタイルに合うかどうか
- パフォーマンスの向上:大規模プロジェクトを扱うことが多い場合、パフォーマンスの最適化は魅力的かも
- 学習コスト:新機能の学習に時間をかける余裕があるか
- 価格:アップグレード価格と新機能のバランスが自分にとって適切かどうか
- 互換性:使用しているプラグインやハードウェアとの互換性を確認する必要がある
もし現在のバージョンで十分満足している場合、すぐにアップグレードする必要はないです!
Studio One Pro 7の新機能が自分の制作ワークフローを大きく改善すると感じた場合にアップグレードを検討するといいと思います
デモ版はある?
2024年11月1日現在、公式ページによると「デモ版は現在準備中です。提供まで今しばらくお待ちください。」とのことです
まとめ
Studio One Pro 7は、ステム分離機能やランチャー、グローバルトランスポーズなど、音楽制作をより効率的かつ創造的にする多くの新機能を搭載しました
使いやすさの向上や性能の最適化も含め、音楽制作ワークフローに大きな進化をもたらす可能性を秘めているといっても大げさじゃない!
一方で、新機能の学習コストや価格面での懸念もあります。既存ユーザーは自身のニーズとワークフローを考慮して、アップグレードのタイミングを判断するといいと思います
▶Studio One Pro 7の詳細ページをチェックする
▶Studio Oneのライセンス形態が変更!バージョン7でArtistとPrimeが廃止、Proに一本化